• 2021.09.30

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    Puppet_Las Boss

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    昨日、自民党の総裁選が行われ岸田文雄氏が新総裁に選ばれました。

    海外ではあまり話題にはなっていないようですが、各国の政府やメディアは総じて冷ややかな見方になっています。

     

    アメリカのニューヨークタイムスは「自民党のエリートが世論を無視する形で、不人気の菅総理との違いがほとんどない岸田氏を選出した」と指摘しました。

     

    イギリスのBBCは「無味乾燥で退屈だと言われているが、長い間党内では将来のリーダーだと期待されてきた」とし、ロイターは「調整役として知られる」と論評しました。

     

    フランスのAFP通信は「信頼できると広く認識されているが、カリスマ性に欠けると言われることもあるほど地味な人物だ」と評しました。

     

    中国外務省は「中国は日本の新しい施政チームと共に、1972年の国交正常化以降、両国で取り纏めた合意文書の原則や精神を厳守し実務協力を深め、中日関係が正しい軌道に沿って健全かつ安定的に発展することを推進したい」と期待を述べました。

     

    韓国の聯合ニュースは、「岸田氏は自民党内ではハト派だが、凍り付いた両国関係に画期的な変化を期待することは難しい。」としました。

     

     

    一方、市場では岸田氏新総裁でも金融、財政政策は変わらないとの見方(黒田日銀総裁はECBで緩和政策の継続を発表)で、FRBのテーパリング(量的緩和の縮小)の開始が報じられている中、現時点でドル/円は11192銭、主要通貨に対しても円安が進んでいることが、昨今の国際商品上昇に際して非常に懸念されます。

     

     

     

     

    岸田氏は「私は聞き上手」と自負していますが、国民の声を聞くのか、ラスボスの声を聞くのか、果たしてどちらでしょう?…..rangert1