• 2025.05.30

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    Brian Eno_Evening Star

    Brian Eno_Evening Star

     

     

    先日、ブライアン・イーノがマイクロソフトに宛てた公開書簡についてのの記事がありましたので、今回は彼の音楽活動を取り上げてみました。

    1948年生まれで英国人の彼はウィンチェスター美術大に在学中、バンドを結成し音楽と深く関わるようになりました。

    1973年、Roxy MusicのセカンドアルバムにシンセサイザーEMS VCS 3奏者、バックボーカルで参加しています。そしてVocalのブライアン・フェーリーを凌ぐ人気を博しました。

     

     

    1975年にKing Crimsonのロバート・フィリップと共同制作したアルバムがEvening Starです。2曲目がアルバムタイトル曲で、ジャケットデザインの夕暮れに煌めく星の情景を彷彿させると共に、前衛的かつとても美しい曲で、当時買ったレコードは私の愛聴盤になっていました。

    Enoと絡むR・フィリップのサスティーン、ディストーション、オーバードライブの効いたギターソロは圧巻です。

     

    彼はアンビエント・ミュージック(環境音楽)を開拓し定義「興味深いのと同じくらい無視できる存在でなければならない」した第一人者として世界的に認知されており、ビッグネーム(Devo、Talking Heads、David Bowie 、Ultravox、U2、Michael Nyman他多数)のプロデューサーとしても有名です。

     

    最初のマイクロソフトの話に戻りますが、彼はWindows95の6秒の起動音を制作しており、聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    その時のマイクロソフトからの当初の依頼は「人を鼓舞し、世界中の人に愛され、明るく斬新で、感情を揺さぶられ、情熱をかきたてられるような曲。ただし、長さは3秒コンマ25」だったとのこと。

     

    今年7月11日からドキュメンタリー映画Enoの日本公開が決定したようです。是非観に行きたいですね….rangert1